【資格更新に:4学習ポイント映像型eラーニング】
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今回のオンラインセミナーも、多数のお申込みをいただき、満員御礼での開催となりました。オンライン配信支援企業として合同会社PeerQuest様にご協力を頂き、セミナーを実施しました。ご芳志に対し、深く感謝と御礼を申し上げます。
引き続き、皆様方のご支援の程、心よりお願い申し上げます。
●18:30-18:35 開会ご挨拶
●18:35-20:15 講演:一般社団法人CIOシェアリング協議会 理事 木場様
●20:15-20:30 閉会ご挨拶
長年CIOとしてご活躍され、一般社団法人CIOシェアリング協議会の理事も務める木場様にお越しいただき、ITプロジェクトにおいて重要なステークホルダーの一人であるCIOが、普段プロジェクトにどのように向き合っているか、PMに何を期待しているか、などを豊富な体験談を交えて語っていただきました。
実際にPMからCIOになった木場氏の経験談は、今後のキャリ
本記事ではその概略をレポートいたします。
<1>CIOの役割とは
まずはじめに、CIO(Chief Intelligence Officer)の役割についてお話しいただきました。
CIOの役割は大きく分けて3つに分けられます。
CIOは、ITを「経営ゴト」にする仕事であり、経営戦略、事業戦略、IT戦略の実行をリードする役割を担っています。
<2>DXで注目されるCIO/PM/PMOそれぞれの役割
つづいて、ITプロジェクトとDXでのCIO/PM/PMOのそれぞれの役割の違いについてお話しいただきました。
<一般的なITプロジェクト>
●CIOの役割:
⇒計画をレビュー後進捗報告を受ける
●PMの役割:
⇒計画に沿って、タスク、リスク、課題の管理
●PMOの役割:
⇒PMのサポートがメイン
<デジタル・トランスフォーメーション>
●CIOの役割:
⇒変革をドライブする
⇒明確な将来像を持ちソリューション、要件、オペレーションなどをあるべき姿に導く
●PMの役割:
⇒CIOと共に変革をリード
⇒プロジェクトマネージャー+プロダクトオーナー
●PMOの役割:
⇒PMの役割を担うことが多い
また、プロジェクト手法(ウォーターフォール・プロトタイプ・スパイラル・アジャイル)によるPM/PMOの役割の違いについてもお話しいただきました。
<3>CIOが求めるPM像/PMO像とは
優秀なPMの特徴について、①自分の弱点を知っている(客観視できている)、②想定できない球種に即座に対応できる、③目標を高く持つ、④リーダーシップがあります。
これらを兼ね備えた著名人の例として、イチロー選手が挙げられます。
逆に、NGなPMの特徴としては①良い報告しかしない、②問題が起こってから対処する、③分析力が低いかったり問題解決のためのフレームワークを構築できない、などがあります。
<4>PMからCIOへのロードマップ
実際に木場氏のキャリアパスを例に、どのようにしたらPMからPMOになれるのかをお話しいただきました。CIOになるにはいろいろなルートがありますが、CIOに至る経歴の調査によると、CIOになるまでに複数企業を経験した方が圧倒的に多いことが分かっています。
非ユーザー企業の人は、なるべく業界を絞ること、また、ユーザー企業の人は、様々な仕事(部署)を経験することで、CIOへのキャリアパスが開けるとのことです。
<5>最後に
今回学んだスキルが、ご参加くださった皆様の日々の業務のお役に立てば幸いです。次回のセミナーは2022年12月に開催予定です。引き続き、弊会のセミナーへご参加くださいますようお願い申し上げます。