日本PMO協会

本セミナーの映像型eラーニング【完全収録】

【資格更新に:4学習ポイント映像型eラーニング

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共催:(一社)日本PMO協会/日本プロジェクトソリューションズ(株)

【限定イベント!満員御礼!!】実施レポート

今回のオンラインイベントは、今年度2回目のオープンイベントであり満員御礼での開催となりました。AIのプロジェクトマネジメントの現状について、ITプロジェクトとAIプロジェクトの差や必要な人材について事例を交えて説明していただき、参加者からご好評いただきました。

今回は一般社団法人日本PMO協会、日本プロジェクトソリューションズ株式会社の共催、当日運営支援企業として合同会社PeerQuest様にご協力を頂き、セミナーを実施しました。

ご芳志に対し、深く感謝と御礼を申し上げます。

引き続き、皆様方のご支援の程、心よりお願い申し上げます。 


実施コンテンツ

●18:30-18:35   開会ご挨拶 

●18:35-20:25 講演:講師 一般社団法人 新技術応用推進基盤 谷村代表理事

●20:25-20:30 閉会ご挨拶 日本PMO協会 代表理事 伊藤大輔 


実施内容(概要)

「"価値"を生む"技術"マネジメント-人工知能を用いてビジネスインパクトを生み出す為に必要なこと-」のポイント

 

講師である一般社団法人新技術応用推進基盤・谷村代表理事が、"価値"を生む"技術"マネジメント-人工知能を用いてビジネスインパクトを生み出す為に必要なこと-について講義しました。

このレポートでは、本講義のポイントをご紹介いたします。

 

講義でのポイントは、大きく2つありました。

    ITプロジェクトとAIプロジェクトの違い

    AIプロジェクトに必要なこと

 

①のAIとITの特徴については、下記の通りになります。

  • ITシステム:ITプロジェクトの目的は既にある知性を基に、正確に・素早く動く「手」を作ること 
  • AI:AIプロジェクトの目的は「知性」を作ること

AI導入は知性の構築が目的ですが、ITシステム導入は知性に基づき自動処理するモノの構築が目的になります。そして、AIのプロジェクトマネジメントの特徴として、実証実験(以下、PoC)のプロジェクトに入っていることが大きな違いです。そのため、AI導入プロジェクトマネジメントは企画要件定義→PoC→評価目標修正→構築→試験といったプロセスで進められてます。本講義では、AIのプロジェクトマネジメントは、ただ与えられた作業を淡々と管理するだけではなく、責任者がチームの成功のため、ビジネス課題を解決する知恵を作り出すことが必要だと、参加者へ伝えていました。

 

②について、AIプロジェクトには、大きく二つの知見を持つ人材が必要です。それは、ドメイン知見とAI知見になります。詳しくは下記の通りです。

  • ドメイン知見:業務や製品技術に詳しいこと
  • AI知見:AI・データーアナリティクスに詳しいこと

この二つの知見を持つリーダーが企画・開発を実施する必要があるのですが、人材が不足しているのが現状です。理由として、有能なリーダーは事業会社に引き抜かれるケースが多く、ベンターにはなかなか定着しないこと。また、ベンターに有能なリーダーがいたとしても、仕事に集中して”腰を据えて業務”ができないのが現状とのことでした。AIプロジェクトには、ドメイン知見とAI知見を持ち合わせ、チームを成功に導くリーダー人材が必要不可欠であり、今後は内部で育成していくべきであるとのことでした。 

 

まとめとして、国内のAI人材は非常に遅れているのが実情であり、今後は企業のAI人材育成の強化が重要課題となります。ドメイン知見とAI知見を持ち備えるリーダーを育成することは容易ではないですが、今後AI人材を増やすためにAIプロジェクトを学び、育成する大切さをお話しくださいました。

 

今回のセミナーは、谷村様から有益な講義をいただきました。

多くの皆様のご参加ありがとうございました。引き続き、弊会のセミナーへ是非ご参加ください。 


受講者からのご意見

・IT構築とAIプロジェクトでは、目的や手法も異なり、PMとしての考慮すべき能力が異なることがわかりました。多くの企業が、AIプロジェクトはIT構築の延長もしくは類似と抑えている現状を知れたことは、大きな発見でした。

・AIとITプロジェクトを進めるうえでの注意点、ポイント、相違、PoCの重要性と海外及び日本の状況が非常に良く理解できました。今後、自身の行動と顧客への方向性が見えたように思えました。


参加者の主な所属部署


大好評の本セミナーを「映像型eラーニング」完全収録